足廻りの損傷修理後は、サイドスリップテスターにてトーインのずれを確認します。
テスターの数値が規定外だと、車検に通らないのも当然の事ながら、一方向にハンドルが取られたり、タイヤが片べりする原因になります。
トーアウト(タイヤが外側を向く)ぎみだったアライメントの数値を、タイロッドを回してイン方向(タイヤを内側に)に調整し、走行テストにて直進性、ハンドルの振れ、ハンドルの切れ等、一通りのチェックをして終了です。
テスターが示す数値が右に振れたら左に修正、左に振れたら右に修正する事で、ハンドルを取られる事なく車はまっすぐ走ってくれます。
それを怠った時、まっすぐ走るべき車は自分の意思とは違う方向へと走りだします。
今までの俺はまっすぐ走って来たのか、それとも遠回りをして来たのか自分では判断出来ない人生だけど、ハンドルを取られそうになったら、修正する事を忘れずに進むべき方向性を定めていきたいと思います。