研修生

2012.12.12 塗装講習会。

2012.12.17

9日の日曜日は材料でお世話になってる高橋商店からのお誘いで、品川にある日本ペイント技術研究所で塗装講習会がありました。
休日ではありましたがケーエヌガレージからは3人で参加させてもらいました。
内容は基本的な塗装時におけるトラブルの講義と塗装ブースでの実技の二本立てでした。
いままでに何度と無く経験し、理屈は解らないけどあの手この手で自分なりに解決してきた事も、トラブルが起こる原因と対策方法を根拠立てて聞かされると、そういう事だったのかと知るのと同時に、自己流で覚えた解決策の
再確認が出来て、非常に勉強になりました。
実技では日ぺ一押しのレアルを使ってのスプレー講習でしたが、こちらはもう一言で言うと塗装が非常に楽というか簡単に吹けちゃいます。
スプレーマンの技術と言うより、材料が塗ってくれてるって感じです。
代表で二人の方が出て、一人はほぼ未経験者という事でしたが、綺麗に塗れてて、講師の先生にも褒められてました!
失敗が少なければ作業時間の短縮にもなるし、使う材料も少なくて済み仕事の効率も良くなるっていう事ですね。
環境対策で新車ラインでは水性塗料で塗装されてますが、我々のような補修塗装ではこの様な材料がしばらくは主流になってくるようです。

日本ペイントのレアル。

非常に素晴らしい塗料です!!!

そしてここからは余談ですが、ただ苦労して仕事を覚えたおじさんがついつい言ってしまうのが、

「昔はよ~・・・」で始まるこのフレーズ。。。(笑)
失敗の毎日で何度やっても上手くいかず、親方にはクソみそに怒られ、早く一人前になりたくて必死で仕事を覚えたもんです。
手取り足取り丁寧に教えてくれる人なんかいなかったので、そばに張り付いて良く見るんだけど、何故か手元を良く見せてくれない人が多かったですね。(笑)
そういう時、自分はよく音を聴いていました。
壁の向こうで塗装してる人のスプレーの音を覚えてエアー圧を調整したり、パテを研ぐサンダーの音や板金屋さんが鉄板を叩くハンマーの音を真似したりしてましたね。
後は板金屋さんが叩いた後の鉄板もパテを取りに行ってるすきを狙って良く触ってました!(笑)
どこまで叩いたらパテを付けられるか手のひらに覚えさせる為です。
まぁ小僧時代の話や面白エピソードは山ほどあるので、また書かせてもらいますが、これからは今回紹介してもらったような作業者に優しく、簡単に塗れる材料が必要になってくるのは間違いないと思います。

ただ、苦労して五感で技術を身につけた経験は自分の宝だとも思っていますので、将来は工場の若い衆つかまえて、「昔はよ~・・・」って毎日同じ事言ってるじじぃになろうと思ってます!!!(笑)